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取材日:2010/01/30
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岡亮太さん
―マレーシアから後輩達へ
- 略歴
- 2008年,電子制御工学科卒業,長岡技術科学大学・経営情報システム工学課程へ編入学, インターンシップのため,現在マレーシアに滞在中
- 入学のきっかけ
- 中学時代,技術の授業でホームページを作成した時,コンピュータに興味を持ちました。普通高校では学ぶことはできないことが高専では学べます。興味を持ったことを,中学卒業後すぐに学ぶことができるのが良いことだと思い入学しました。
- 高専時代の思い出
- 学ぶことに関してはとても充実している学校です。数学は中学の時は得意な方だと思っていました。しかし,高専入学後の数学の演習で基礎学力が身に付いていないことを実感しました。その分恥ずかしい思いをしましたが,ここであきらめず努力した結果,十分な基礎学力が身に付いたと考えています。基礎学力の重要さは学年が上がるにつれて実感していきます。ですので,今では最後まで演習に付き合ってくれた先生達に感謝しています。
- 専門分野に関しては,コンピュータのみでなく他の分野も幅広く学ぶことができ,自分の視野が広がりました。そのおかげで,将来,自分がどのような分野に進みたいか見つけることができました。
- 学ぶこと以外にも,楽しいことはたくさんありました。スキー合宿や,修学旅行,文化祭の楽しかった思い出は今でも覚えています。高専を卒業し,今は大学生ですが,高専の時の仲間とは今でもよく会っています。この仲間達と一緒に学ぶことができて本当によかったです。
- 専門分野に関しては,コンピュータのみでなく他の分野も幅広く学ぶことができ,自分の視野が広がりました。そのおかげで,将来,自分がどのような分野に進みたいか見つけることができました。
- 大学生活(サークル,研究室)
- 長岡技術科学大学の経営情報システム工学課程へ編入しました。経営情報は経営工学と情報工学の2つの分野があり,それぞれが独立した分野ではなく,両分野を組み合わせて学ぶ課程です。経営工学に関しては,今まで何も学んだことがありませんでした。しかし,授業には問題なくついていけます。この学科の多くの先生は,もともと企業出身の人ばかりで,企業で養われたノウハウを教えてくださるので,とても実用性があるスキルを学ぶことが出来ます。私が所属している研究室は,さらに教育工学の分野にも関連した研究を行っており,具体的にはHRD(人的資源開発)やeラーニング(電子媒体を用いて教育を支援する方法)といったものが研究テーマにあります。
- 長岡技術科学大学では,学部4年の時,約4か月の長期的なインターンシップ(企業実習)があります。自分はこのインターンシップとしてマレーシアの学校でTA(Teaching Assistant)を現在おこなっています。もうじきインターンシップも終了となりますが,日本とは異なる文化の中での生活や学習が自分を大きく成長させてくれたと感じています。こうやってがんばれるのは高専で自分のやりたいことを学ぶ楽しさを覚えたからだと思います。
- 後輩へのメッセージ
- 高専は自分のやりたいことを見つけられる場所です。また技術力も身に付きます。正直,自分は怠けていた時もありました。しかし,大学に入って今思うことは,努力は継続すべきということです。これほど学べる自由な時間は学生の時以外ありませんので,後輩のみなさん,ぜひがんばって勉強してください。
- 中学生で電子制御工学科に少しでも興味があるみなさん。ぜひ入学することをお勧めします。様々な分野を学習することができ,自由に進路を設定できます。現に,自分は経営情報システム課程に編入しました。高専で学んできた分野から少し道が外れていると思うかもしれませんが,高専で学んできたことは全く無駄にはなっていません。ぜひ,がんばってください。