本校の片桐裕則教授がWCPEC-6国際会議においてHAMAKAWA AWARDを受賞

2014/12/05

2014年11月23日~27日に京都国際会館において開催された第6回太陽光発電世界会議(6th World Conference on Photovoltaic Energy Conversion (WCPEC-6))(米国41st IEEE PVSC, 欧州30th EU PVSEC,アジア・太平洋地域PVSEC-24の合同会議)において,本校電気電子システム工学科 片桐裕則 教授が,HAMAKAWA AWARDを受賞されました。

本賞は,太陽光発電において傑出した研究や技術および高い創造的成果を挙げた研究者や技術者に贈られるものであり,東京工業大学 小長井 誠 教授と並んでの受賞です。

以下,受賞者紹介文より,

本賞は,近年,盛んに研究されているCu2ZnSn(S,Se)4太陽電池に関して,片桐教授の取り組んでこられたパイオニア的研究への顕著な貢献に対して贈られます。
片桐教授は,これまでCZTS太陽電池の開発研究に注力されてきました。このCZTSの構成元素は地殻中に豊富であり,将来の資源戦略の観点から最も有望な太陽電池材料の1つとして考えられています。1996年に最初のCZTS太陽電池の報告として変換効率0.66%を示し,2008年には変換効率を6.77%まで向上させるとともに,高い変換効率を得るための活性領域と呼ばれるCu-poor,Zn-richの化学組成を明らかにするなど,先駆的な研究に取り組んでこられました。
また,工学教育にも熱心に取り組まれています。研究室の学生は全員大学学部生相当であり,日本の教育システムにおいて最も若い研究者を育成されてきました。片桐教授は「CZTS太陽電池の研究と若い学生たちへの教育の両方が私のライフワークです」と語っておられます。

受賞おめでとうございます。

第6回太陽光発電世界会議 http://wcpec6.com/
受賞に関するお知らせ http://wcpec6.com/pdf/pvsec_award02.pdf

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表彰 校長室にて
校長室にて受賞報告
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