2025年度学生海外派遣研修(シンガポール・Nanyang Polytechnic)を実施しました
2025/10/15
2025年9月6日から9月16日までの11日間、2025年度学生海外派遣研修(シンガポール)を実施しました。9月8日から12日までの5日間は、本校の学生7名に加え、協定校である泰日工業大学(タイ)10名、ナンヤンポリテクニック(シンガポール)10名の計27名が参加し、「NYP-TNI-NITNC Hackathon 2025」を開催しました。テーマは “Environmental Sustainovation: an Asian Perspective” で、アジア地域に共通する環境・社会課題として提示された6つのテーマ(Strengthening Disaster Resilience、Sustainable Tourism / Waste Management in Tourist Areas、Smart Green Factory、Bioinspiration、Efficient Urban Farming、Zero-Waste Public Housing)に対し、3校混成の6グループを編成し、アイデア創出からプロトタイピング、最終発表まで取り組みました。
3校の教員による「Lecture: Environmental Challenges」で課題解決の視点を学び、その後のグループワークでは、学生たちは互いに意見を交わしながら活発に議論を深めました。また、9月10日には環境への取り組みを学ぶ視察研修として Gardens by the Bay を訪問し、循環型社会モデルの実践例と先端的な持続可能システムについて学びました。その後は Marina Barrage でナイトピクニックを行い、学生同士の交流をさらに深めました。最終日には、各グループが課題解決のための提案を、プロトタイプとともに英語でプレゼンテーションしました。3Dプリンタで製作したミニチュアを用いて説明するグループや、IoT技術を活用したアプリケーションを紹介するグループなど、それぞれ創意工夫に富んだ発表が行われました。短い5日間ながら、タイ・シンガポールの学生たちと強い絆を築き、Farewell Party では互いに遅くまで別れを惜しむ姿が印象的でした。
また、9月14日には企業見学として Hyundai Motor Group Innovation Center Singapore を訪問し、資源の再生、スマート工場、植物工場など、今回のハッカソンのテーマにも関連する先進的な取り組みを体験・見学しました。
本プログラムを通じて、学生たちは環境課題の解決に向けた国際的な協働の経験を積むとともに、文化交流を通じて多様な価値観を理解し、今後の学修や研究活動に活かせる貴重な成果を得ました。
最後に、今回の学生海外派遣研修の実施にあたりご支援を賜りました本校後援会に、心より感謝申し上げます。








