ADTEC Melaka校の学生を招へいし、さくらサイエンスプログラムを実施しました

2024/03/05

令和6年2月24日(土)から3月2日(土)の8日間、マレーシアのADTEC Melaka校(高等技術トレーニングセンター・マラッカ)から学生7名と引率教員1名の計8名を本校に招へいし、本校の学生とさくらサイエンスプログラムを実施しました。ADTEC Melaka校には、昨年の9月に本校の学生10名が学生海外派遣研修で訪問しており、半年ぶりの再会をはたしました。

長岡での活動は、日本文化の体験、ものづくり交流、新潟県の歴史の学習、の3つが主な内容でした。日本文化の体験では、本校の地球ラボの支援を受けて、書道と茶道の体験を行いました。どちらの体験もマレーシアの学生にとって新鮮なものでした。

ものづくり交流では、ベルトコンベアで流れてくる荷物を自動認識して掴み上げるために、6軸ロボットアームにAIカメラを組み合わせたシステムの構築を目指しました。まず初めに、6軸ロボットアームとベルトコンベアの動作確認を行いました。その後、リバースエンジニアリングとして、6軸ロボットアームのすべてのネジを外して部品の状態に戻しました。その後、先ほど分解した順番とは逆に部品を組み付け、6軸ロボットアームを完成させました。また同様に、Lego EV3で作製されたベルトコンベアも全てのパーツを外して部品の状態に戻し、再度、組み立て直しました。6軸ロボットアームとベルトコンベアの組み立て後、ArduinoボードとAIカメラを接続し、物体認識を行いました。ADTEC Melakaの学生たちはエンジニアリングを学んでいますので、学びの速さが際立ち、長岡高専生からアドバイスを受けながら研修を進めました。

新潟県の歴史については、新潟県立歴史博物館と長岡市郷土資料館を訪問し、縄文時代からの長い歴史に感嘆し、雪国の生活様式に興味深く見入っていました。

長岡高専での交流プログラムの後は、帰国の際の移動に合わせて、スカイツリーや日本科学未来館を見学しました。スカイツリーではその眺望に喜び、日本科学未来館では未来の様子に思いを馳せていました。

ADTEC Melakaの学生たちは、長岡高専生との交流や日本での生活を体験することによって、施設や設備が整っている日本の高専や大学への留学に興味が高まったと感想を述べていました。

※ 今回の交流事業は、国立研究開発法人科学技術振興機構の令和6年度第3回募集 日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)の支援を受けて実施しました。

成田空港でのお出迎え
小林校長先生を囲んで
茶道体験
書道体験
リバースエンジニアリング
プログラム修了式にて
スカイツリーにて
日本科学未来館にて
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