2023/08/23

長岡高専文化クラブは８月19日、20日に開催された第45回関東信越地区文化発表会（通称、文発）に参加してきました。参加クラブは吹奏楽部、美術部、写真部、電算機部、文芸部、軽音楽部、化学部、書道部です。会場は群馬工業高等専門学校（群馬高専）で、４年ぶりの実地開催となりました。４年ぶりと言うことは大半の学生が文発に参加したことがないことになります。初めての体験にドキドキ、ワクワクしている様子が見受けられました。

教室企画では展示や演示など、ステージ企画では演劇・ダンス・吹奏楽・軽音楽・合唱などが開催されました。文発は日々の活動の成果を披露する場でもあり、また他高専との文化交流を目的として開催されています。参加学生は他高専の活動から様々なことを吸収していました。

後援会や運営役員の皆様、移動のための旅行会社やバス運転手さんなど、多くの方々からの支援をただき、この場をお借りして参加学生および顧問教員より感謝申し上げます。

以下は参加クラブからの報告です。少しでも雰囲気を感じていただけましたら幸いです。

吹奏楽部
吹奏楽部からは11名の部員が参加、２日目に行なわれた7高専の吹奏楽部による合同演奏会に出演しました。演奏会場は冷房のない第2体育館でした。プログラムは各高専から1曲ずつ提案された計7曲で構成され、総演奏時間はおよそ50分です。はじめは「恐る恐る」という感じもしましたが、後半に進むにつれ緊張感も取れ、躍動感のある演奏が聴けました。総勢100名ほどの奏者による演奏はさすがに迫力があり、アンコール曲では会場全体がお祭り騒ぎでした。会場の「暑さ」を演奏の「熱さ」で吹き飛ばしてくれました。演奏会後、奏者諸君は皆満足そうでした。

美術部
美術部では6名の部員が参加し、合計10作品の展示を行いました。10作品の内訳は、スマホデコ4点、絵画2点、イラスト3点、ペン画1点です。なお、これらの作品は以下でもご覧いただけます。
https://www.instagram.com/artclub_nnct/
パンフレットに載せる企画紹介サークルカットも部員が可愛く仕上げてくれました。また、作品を観覧した方に好みの作品や感想などを記入してもらえるように、アンケート用紙を2種類デザインし用意しました。ご記入いただいたコメント等は部員たちの励みになりました。口頭でお聞かせいただいたコメントも含めて今後の作品制作の参考にしようと思います。とても有意義な発表会となりました。

写真部
写真部からは7名が参加しました。事前に決められていた統一テーマ「猫」の写真とともに、部員がそれぞれ撮影した自由テーマの写真を展示しました。また、他高専の参加者との交流のきっかけとするため、その場で撮影した写真をプリントアウトしてプレゼントする企画を行いました。所有するカメラやレンズ自慢はもちろんのこと、お互いの作品の講評や日ごろの活動などについて情報交換を行うことができ、有意義な時間を過ごすことが出来ました。

電算機部
電算機部からは４名が参加しました。部誌の配布と、部員が制作したゲームの展示を行いました。部誌はQRの読み取りにより、PDFファイルを配布サイトからダウンロードしてもらう形で配布しました。展示したゲームは、画面に表示される３本のお茶のペットボトル画像から、某銘柄の製品を素早く選び出すという「〇〇を探せ」というものです。とても単純な内容ながらほどよい難易度で、ランキングを記録して大勢でスコアを競いあうなど、非常に好評でした。他校の学生さんと交流も十分行うことができ、とても有意義な発表会でした。

文芸部
文芸部からは7名が参加しました。部員の文学作品を集めた雑誌「感個鳥」を配布したり、他高専の文芸部員と情報交換を行い親睦を深めました。これを機に今後も連絡を取り合いながらお互いの部の活動を活発にしていくことができると思います。特に本校部員は、他高専の演劇鑑賞から刺激を受けている様子でした。参加した部員は、「本当に楽しく有意義な3日間だった」と感想を残し帰宅しました。

軽音楽部
LIVE JAMJAM!!を開催しました。今回出演したのは「ヨルシカ」のコピーバンドとして文発のために結成した３年生3名、２年生2名の5人バンド「モス」です。原曲通りの演奏を目指し、各メンバーでこだわり抜いた練習を重ね、本番に臨みました。当日は最高の演奏を披露することができ、また各高専代表の素晴らしい演奏を聴き、沢山の刺激を受けることができました。今回の貴重な経験を活かし、これからの軽音楽部の活動をより良いものにしていきたいです。

化学部
化学部からは５名が参加しました。スノードーム作り・スライム作りの体験ブースの運営を行いました。「スノードーム作り」では、アルギン酸ナトリウム溶液を塩化カルシウム溶液に垂らすことで生成する”人工イクラ”とプラ板を使った”スノードーム”を、「スライム作り」では洗濯のりやホウ砂溶液を使ってできる”スライム”を、体験ブースに来訪した方に作っていただきました。比較的単純な内容でしたが、多くの人に来場してもらい、個性が光ったスノードームやスライムをお持ち帰りいただくことができました。
他高専の方々との交流も盛んに楽しく行うことができました。来年の文化発表会も楽しみです。

書道部
書道部からは7名が参加しました。今年は初めて硬筆の作品３点を制作し、額に入れて展示しました。また半切サイズの軸装作品を３点、甲骨文字一字・行書体一字の額装作品を１点ずつ制作し、展示することが出来ました。今回は久しぶりの文化発表会で、関東信越地区の高専で書道部の展示は本校だけでしたが、他校にも活動を広げられるよう、黒板等を使ってPRを行うなど、参加した部員たちも貴重な時間を過ごすことができました。

【本件に関する問い合わせ先】
　長岡工業高等専門学校　総務課専門職員（広報企画担当）
　　　E-Mail　koho@nagaoka-ct.ac.jp
　　　TEL 　0258-34-9317