同時受賞!日本金属学会・東北支部研究発表大会で専攻科生2名「最優秀ポスター発表賞」

2022/10/14

 本校電子機械システム工学専攻1年の坂田北登さん、ならびに同専攻1年の安澤秀眞さんが、第21回 日本金属学会東北支部研究発表大会での講演発表により「最優秀ポスター賞」を受賞し表彰されました。主に大学院生が講演する学術研究会で、高専からの受賞は稀で大変栄誉なことです。また今回の審査では採点同率で二人が同時に受賞することとなり、本校では前例のない快挙となりました。今大会の受賞者は三名でその教育機関は東北大学(大学院生)と長岡高専でした。

 坂田さんは機械工学科・材料工学研究室に所属し、チタン表面への高純度マグネシウム焼結ならびにマグネシウムの生体疑似液中のハイドロキシアパタイト生成に関する研究に従事しています。生体医療用材料としての特性を明らかにし、その日々の努力が結実しての受賞となりました。なお坂田さんは、今年3月の「日本材料学会第3回生体・医療材料部門委員会・優秀講演賞」受賞に続く学術表彰となりました。

 安澤さんは同じく機械工学科・材料工学研究室に所属し、従来航空機用に開発されてきた高比強度Al-Li合金の粉末焼結に関する研究を続けてきました。従来の溶製法ではなく、新規な粉末焼結プロセスでAl-Li合金焼結材およびチタン粒子分散Al-Li合金焼結複合材料を製造し、これらの焼結組織と圧縮強度を詳細に調べ, その特徴を明らかにしています。

 坂田さん、安澤さんともに日々の努力が結実しての受賞となりました。本学専攻科生の研究レベルの向上と躍進、本研究成果からの社会貢献が一層期待されます。

受賞1
・学会名:第21回 日本金属学会東北支部研究発表大会(10月4日開催:対面)
・表彰名:日本金属学会東北支部研究発表大会「最優秀ポスター発表賞」
・受賞者:坂田北登さん 電子機械システム工学専攻1年(研究指導教員:青柳成俊教授)
・研究者:坂田北登、永井泰稀、水村亜美、Penaflor Galindo Tania Guadalupe、青柳成俊、井上誠
・授与機関:第21回 日本金属学会東北支部
・受賞年月日:2022年10月4日
・発表題目:生分解性Mg焼結チタン接合材の界面組織とHanks’液中の腐食挙動

受賞2
・学会名:第21回 日本金属学会東北支部研究発表大会(10月4日開催:対面)
・表彰名:日本金属学会東北支部研究発表大会「最優秀ポスター発表賞」
・受賞者:安澤秀眞さん 電子機械システム工学専攻1年(研究指導教員:青柳成俊教授)
・研究者:安澤秀眞,近藤佑,青柳成俊
・授与機関:第21回 日本金属学会東北支部
・受賞年月日:2022年10月4日
・発表題目:高速輸送機用チタン粒子分散Al-Li合金焼結複合材料の組織と圧縮強度の評価

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