「たいこうビジネスプランコンテスト2019」で本校学生が特別賞を受賞しました!
2019/12/16
令和元年12月12日(木)に、長岡市の長岡グランドホテルを会場に、『たいこうビジネスプランコンテスト2019』の最終選考プレゼンテーション及び表彰式が開催され、本校物質工学科5年生の荒木萌さんが代表の長岡高専食品開発グループが特別賞を獲得しました。
本コンテストは、政府が推進する「まち・ひと・しごと創生」という地方創生の実現に向け、地域に潜在する革新的・創造的プランを表彰するコンテストとして開催されています。
今年度は、地域企業や団体、大学生などから40件以上の応募があり、そのうち11グループが一次審査を通過して最終選考プレゼンテーションに臨みましたが、今回、長岡高専食品開発グループは特別賞の受賞となりました。
本校グループのプランは『災害避難所向けアレルギー対応トランス脂肪酸フリーな子ども向け湿熱処理米ヌカ添加米粉クッキー開発』というテーマで、米粉を原料としたおいしいアレルゲンフリークッキーを湿熱処理技術を使って作成可能にするというアイディアです。発案のきっかけは、最近の台風や水害により避難所の様子がメディア等で放映され、避難所のすべての子ども達が一緒に食べることのできる、安全(ノンアレルゲン)で栄養的に問題がある成分も含まない、新潟県の「お米」を主原料とした安全で美味しいお菓子を提供したいという発想からでした。市販クッキーのサクサクした食感を出すために添加されているアーモンドは、2019年9月から、特定原材料に準ずるものとして表示を推奨するよう消費者庁により食品表示法が改定されています。今回開発したクッキーでは、アーモンドの替わりに安全な湿熱処理米ヌカを加えて同様の食感を目指したこと、さらに摂取制限が検討されているトランス型脂肪酸を使っていないクッキーであることがセールスポイントです。
このクッキーは、今後も改良を重ね、より良い風味に仕上げていく予定で、どこまでおいしくできるか非常に楽しみです。

