宮柊二記念館全国短歌大会で15名が受賞
2017/11/21
第23回宮柊二記念館全国短歌大会ジュニア部門高校生の部で、本校から多くの学生が入賞しました。本大会の表彰式は11月11日(土)に魚沼市堀之内公民館にて行われました。1、2学年を中心に国語科の授業で取り組み、多数応募しました。高専生らしさと若々しさが溢れた作品が多く見られました。工学だけでなく、人の心を動かす豊かな感性をも持っていることを、この短歌創作を通じて発見できたのではないかと思います。受賞者の皆さん、おめでとうございます。
【宮柊二記念館長賞(3名)】
1年4組 栃倉 優生志 ただいまと久しい顔が集まった 見えない祖父とはじめての夏
1年1組 石橋 那起 感情を言葉の銃に詰め込んだ 冷たい戦争僕らの戦争
1年5組 福島 泰斗 チープだな無機質に浮かぶ「笑」の文字 無機質に返す「笑」の文字
【秀逸(6名)】
機械2年 市野梨保子 昨日見た雲は見えずに青い空 同じ場所には違う未来が
電気2年 山之内幹 原付を乗りこなすコツも人生も 結局同じ「前を見る」こと
1年2組 高橋くれは 返信の来ない夜中の十一時 待ってもつかない通知のアイコン
1年4組 小池竜誠 背伸びして酒のコップを取り出して 中に注ぐはオレンジジュース
環境2年 和田知大 父の日にありがとうと言ってみた こんな日にしか言えない私
環境2年 土田統也 ゲーム機のコントローラー握られる 操作されるは僕らのほうだ
【佳作(6名)】
1年5組 小林みう たくさんの世界がそこに包まれている 本の中へと飛び込んでみる
1年1組 馬場拓海 木もれ日の光輝く五色沼 個性あふれるそれぞれの顔
1年2組 縄 彩花 高専生SNSでは騒ぐけど 直接会うと大体静か
物質2年 府川 凱 陸上部バクバク鳴らす心臓部 ゼーゼーハーハー生きている音
物質4年 佐藤悦人 闇の中一筋(ひとすじ)光(ひかり)が差し込んで 一人ぼっちが二人ぼっちに
電気2年 荒井信地 日本海届いた空飛ぶプレゼント 差出人は北の国から
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