平成29年度学生海外派遣研修(モンゴル)を実施しました
2017/10/02
平成29年度学生海外派遣研修(モンゴル)(9月13日(水)~9月22日(金))を学生13名と引率教員2名の合計15名で実施しました。モンゴル高専の学生とともにLegoロボットを用いた研修および交流活動と、日系企業2社(賛光精機社様、會澤高圧コンクリート社様)および現地のOYUNDARI-EKH社様への訪問を行いました。
モンゴル高専では、モンゴルと日本の混成チームを作り、Legoロボットを用いたロボット製作とプログラミングを行いました。まず、モーターや超音波、カラー、タッチなどの各種センサーの使い方を学習しました。ここでは長岡高専の学生が講師役となり、モンゴルの学生に使い方を指導する方式をとりました。お互いに英語、日本語、ボディーランゲージを交えて相互的に学びあう姿勢が見られました。次に、学んだ基礎を生かす課題として、2色線で描かれたラインと障害物のあるコースに沿って走行するロボットの製作およびプログラミングを行い、走行コンテストを実施しました。ロボットとプログラムの改良を繰り返し、全グループが見事完走するロボットを作り上げました。予想よりも進度が早かったため、新たな課題として相撲ロボットコンテストを実施しました。各グループが特徴的なロボットを作り上げ、戦術を考えて動きをプログラミングしていました。いずれのコンテストにおいても、モンゴルと日本の学生がお互いに意見を出し合い、協同して課題に取り組んでいた様子が印象的でした。
企業訪問では、アルミニウム部品加工と太陽電池パネルを製造する賛光精機社様とコンクリートを製造する會澤高圧コンクリート社様を訪問しました。賛光精機社様では日本製のマシニングセンター(金属の切削加工機)が並べられており、品質、精度およびコスト管理を徹底する姿勢について説明いただきました。また、會澤高圧コンクリート社様では米子高専を卒業した社員様から工場設備を案内いただきました。環境都市工学科の学生らは普段の授業で習う内容が海外の現場でも使われている様子に驚いていました。現地のOYUNDARI-EKH社様では鉄鋼加工を行っており、日本の製造業などでも用いられる5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)をスローガンとして掲げられていたのが印象的でした。
今回の研修により、両国の学生の科学技術に対する理解を深め、異文化体験を通じた国際的な視野を養うことができました。また、モンゴルの学生の案内で長岡高専の学生と一緒に夕食に行ったり、最終日は朝早くに空港まで見送りに来てくれるなど、非常に大きな絆を作ることができました。
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