ADTEC Melaka校との交流プログラムを実施しました

2016/11/17

マレーシアは、2010年3月に新経済モデルを発表し、2020年の先進国入りを目指して取り組みを進めています。先進国入りに向けては、経済の高付加価値化、開発と環境保護の調和、教育・就労機会の均等化、社会的弱者の保護といった課題を抱えています。
マレーシア政府は技能力のある人材こそ国の発展の根幹になるものとして、人材開発を目的に現在32校の技術訓練機関を持っており、その内訳は産業訓練校23校、高等技術訓練センター8校、日本・マレーシア技術訓練校1校からなります。
マラッカ州にある高等技術訓練センター校の一つADTEC Melaka校は、2001年に開校した高等技術訓練センターであり、2014年11月に長岡高専との間に学術教育交流協定を結びました。
この学術教育交流協定に基づく事業として、2016年10月16日(日)から11月11日(金)までの4週間の日程で、ADTEC Melaka校から4名の教員と4名の学生が、そしてADTEC Shah Alam校から1名の教員が本校に来校しました。研修プログラムの第1週は、ソリッドワークスを利用した3次元CADと3次元プリンターの講習を実施しました。その後、9名が2つのグループに分けれ、オムニホイールを利用した運搬ロボットの作製とハブダイナモを利用した水力発電装置の作製の2つのプロジェクトに取り組みました。4週間の滞在期間中は技術研修だけを行っていたのではなく、本校の体育祭や学園祭に参加してもらったり奥只見ダム水力発電の見学を行ったりと、高専や日本の文化をより知ってもらうことにも努めました。
技術研修を主目的とした4週間の受入れプログラムは、昨年度に続いて2回目の取り組みでしたが、本校の国際化にとっても良い経験となりました。

%e5%85%a8%e5%93%a1%e9%9b%86%e5%90%88-1 集合写真 %e4%bd%93%e8%82%b2%e7%a5%ad%e3%81%a7%e7%b6%b1%e5%bc%95%e3%81%8d%e5%a4%a7%e4%bc%9a%e3%81%ab%e5%8f%82%e5%8a%a0-1 体育祭で綱引き大会に参加

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ハブダイナモ水力発電装置の作製

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水力発電の実験

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駆動用電子回路の作製

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オムニホイールを利用した運搬ロボット

 

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