本校の新教育プログラムが新潟日報の取材を受け,記事として掲載されました
2015/09/29
長岡高専では,新たな発想・複眼的思考を涵養し,幅広い専門知識・技術力を駆使して困難な課題を解決できる,実践的で創造的な技術者を養成することを目的とした学科・専攻科横断型一貫教育プログラムを設けています。
現在,開設している学科・専攻科横断型一貫教育教育プログラムは,
「新エネルギー創成教育プログラム」(平成25年度~)と
「システムデザイン教育プログラム」(平成26年度~)の
二つです。
そのうちの一つ,「システムデザイン教育プログラム」では,学科や学年の枠を超えた教育内容によって,時代の求める共通の課題に柔軟に対応できる能力を養うことを目的として教育プログラムが設計されています。
その教育プログラムの中核的科目の一つである本科5年生が受講する授業,「プログラム研究基礎セミナー」では,夏季休業を利用してJSCOOP(ジェイスクープ – Job Search for local companies based Cooperative education)という取組みを行っています。JSCOOPの中で学生が取り組むミッションは以下の二つです。
一つ目は,県内の協力企業を対象として,歴史,保有技術などを十分に把握した上で,当該企業に所属する専門技術者に対して行う取材活動を行います。取材活動を通じて自らのキャリアを継続的にデザインする能力を身につけます。また,取材で得た企業情報を基に,対象者によらず当該企業を理解できるPR記事を作成し,専門分野での情報収集や情報発信能力を身につけます。
二つ目は,取材活動を通じて,現在企業が抱えている問題を課題化し,授業の中で地元企業,学生,教員が組織,学科,立場を超えて解決策を考えます。現在進行中で生じている問題に対して,コスト,時間等,様々な制約条件を意識しながら,学生が解決策を練るため,非常に実践的な教育内容です。
現在,社会で発生している問題は,固有の専門的知識や技術力だけで対応することが難しく,様々な専門的知識を結集しなければ解決することが出来ない場合が多くなっています。JSCOOPでは異なる所属学科の学生がチームとなって,課題解決に挑戦することが特徴です。
このような,JSCOOPの活動状況を新潟日報様に取材頂き,平成27年9月29日(火)の新潟日報朝刊に掲載されました。
※新潟日報モアにも掲載されています。
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/local/20150929208193.html
(外部リンク。なお,「新潟日報モア会員」のみ閲覧可能のページです)
![]() 協力企業との事前打合せ |
![]() 笠原建設鈴木社長への取材 |
![]() 企業が抱えている問題について意見交換 |
![]() 工房視察 |