フィンランド短期留学生による研究報告会の実施
2022/07/06
Turku University of Applied Sciences(トゥルク応用科学大学・ フィンランド)からの
短期留学生2名Tero Niskanenさん、Holden Condoさんが、帰国前の6月29日(水)に、
長岡高専での研究の成果を発表しました。

Teroさんは、「品質工学を用いたラッピング加工の加工条件の最適化」
“Optimization for machining conditions of lapping process with Taguchi method.”
という研究テーマで発表しました。発表の後半には、日本滞在中の思い出も、
楽しそうな写真とともに聞かせてくれました。「学校で出会った先生方やスタッフの
みなさん、友人たちとの出会いは本当に大切な思い出になりました。
全てに感謝しています。」という言葉から、3ヶ月という短い期間の滞在ながら、
一日一日を大切にして過ごしてきたのが感じられました。

Holdenさんは、「チタン/ジルコニア焼結接合材の組織に及ぼす酸化処理の影響」
“Effects of Oxidized Treatment on Microstructures of Titanium-ZrO2 Sintered Bonding”
という、生体医療用チタンにジルコニア粉末を焼結する研究に取り組み、
その報告を行いました。研究室での活動をメインとして、学生交流と日本文化理解、
趣味としているアンティークカメラの収集なども含めて話してくれました。
大変充実した留学滞在であったことが伺えました。

次はぜひ、長岡花火を見に8月に!との教授の言葉に笑顔で応えていました。
彼らのこれからの活躍と、この留学を機会に生まれた本学生との交流が
続くことを願ってやみません。