専攻科1年生が国際会議で口頭発表
2014/12/03
2014年11月23日~27日の5 日間,京都国際会館において開催された第6回太陽光発電世界会議(6th World Conference on Photovoltaic Energy Conversion (WCPEC-6))(米国41st IEE PVSC, 欧州30th EU PVSEC,アジア・太平洋地域PVSEC-24の合同会議)において,本校専攻科(物質工学専攻)1年生の金井綾香さんが”Fabrication of Cu2SnS3 thin film solar cells with power conversion efficiency of over 4%”と題して,英語で口頭発表を行いました。本学生の発表は,新しい化合物を用いたCTS太陽電池において世界トップの変換効率を報告したものであり,Closing Ceremonyにおいて,薄膜化合物太陽電池分野(Area3: Thin Film Compound Semiconductor Based PV)におけるトピックスの一つとして挙げられました。
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本校では,学科の枠を超えた研究グループProject CZTSを立ち上げ,CZTSやCTSを中心とした新しい薄膜太陽電池の開発に取り組むとともに,本学生を含むプロジェクトメンバーを中心とした学科・専攻科横断型一貫教育プログラム(新エネルギー創成教育プログラム)に取り組んでいます。現在,科学技術振機構(JST)-さきがけ,JST-CRESTの研究助成を受け,最先端の太陽電池研究を精力的に行っており,本研究発表は,JST-さきがけ「レアメタルフリー新型化合物系薄膜太陽電池の開発」の一環として実施されたものです。