長岡高専

長岡工業高等専門学校・電子制御工学科

< RSSによる更新情報 最終更新日時: 2016-05-06 >

クローズアップEC【Vol.005】
特集:H25年度卒業研究,表彰テーマの紹介

金賞
「Pentaceneを用いたトップコンタクト型OFETの活性層膜厚特性」
 長谷川希望

有機トランジスタ (OFET) は,薄型・軽量・柔軟性に優れるなどの特長を有しており,情報タグや電子ペーパーの駆動回路への応用が期待されている。 OFET は,シリコン基板上に有機半導体材料の薄膜や金属薄膜の電極を積層させて作製する。 そのため,有機薄膜の厚さによってOFETの特性が変わることが知られている。 そこで本研究では,活性層である有機薄膜にホール移動度の高い pentacene を用いて,その膜厚を変えた OFET を作製・評価し,活性層の膜厚の最適化を行った。 その結果,活性層の膜厚が 80nm 付近の時に最大電流が最も大きくなり,ホール移動度が高くなることがわかった。 これは,チャネルの膜厚方向の広がりと pentacene のホール輸送性が関与していると考えられた。

銀賞
「パラレルリンク型マニピュレータの力覚呈示システムの構築」
 近藤孝覚

人が操作する装置では,外部から受ける力を操作者に何らかの方法で伝えることであたかも直接操作しているような感覚を作りだせる。 そこで,本研究ではロボットアームの操作に対して,そのロボットアームと物体の接触を操作者に伝えるシステムの開発を行った。 入力装置としてのジョイスティックにモータを取り付けることで力覚を操作者にフィードバックできる構成とした。 力覚の再現はパルス密度変調方式を用いることにより,出力が小さなモータでも十分な力覚を再現することができた。 製作した力覚呈示ジョイスティックを用いて評価実験を行い,力覚呈示システムの有用性を示した。

銅賞
「学内無線LANを用いた現在地取得アルゴリズムの開発と応用ソフトウェアの試作・検討」
 清水大

スマートフォンなどの高度情報端末の普及に伴って,位置情報を利用する機会は増加している。 現在位置情報を取得するには,GPS を用いた方法が主流であるが,この方法では建物の中や地下などでは,誤った現在地を取得してしまう場合がある。 そこで,本研究では長岡高専内に設置されている無線 LAN からの電波のみを用いて現在地を取得する方法を考案し,実用性を検証した。

特別賞(学会発表を行った学生)

  • 「電波伝搬強度と符号ダイバーシチの干渉波抑圧効果」,五十嵐裕也
  • 「DD 系列による DS/CDMA 符号ダイバーシチ送受信機の試作と検討」,金子舜
  • 「ラビング処理による ITO/MoO3/α-NPD 界面のホール注入性改善」,斎藤和尭
  • 「スクラッチング処理による電荷発生型 OFET の ON/OFF 特性の改善」,先川諒
  • 「圧電素子とコイルを用いた自己発電と磁気誘導による無線送信の試み」,高橋成也
  • 「OFDM を用いた直交符号 MC/CDMA 通信方式の提案とその特性」,戸田将平
  • 「Pentacene を用いたトップコンタクト型 OFET の活性層膜厚特性」,長谷川希望
  • 「小型超音波トランスデューサを用いた音響放射力によるプロペラ形状ロータの非接触回転特性」,松本雄大
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