USBメモリ活用講座
【基礎編・OpenOffice のポータブル化】

< 最終更新日: 2017-01-26 >

OpenOffice Portable のダウンロード

Apache OpenOffice Portable (以下 OOo とします) は,USB メモリなどのリムーバブルメディアで利用できる様々なポータブルアプリケーションを配布している PortableApps.com から入手することができます. 日本語に対応したアプリケーションも配布されているのですが,Web ページ自体が英語/ドイツ語で記述されているため,英語力がないとわかりにくいと思います. そこで,以下では Web ページをキャプチャした画面を示しながら,必要最小限の解説を加えていきます. なお,Web ページは 2011 年 5 月以降にキャプチャしたものをいくらか加工して,縮小して示しています. このキャプチャ画面は,今後よほど大きな変更がない限り更新しませんので,多少の違いは想定して読み進めてください. では,必要ファイルをダウンロードする手順を紹介します.

  1. Web ブラウザから PortableApps.com を開くと,図1のような画面になります.
    図1・PortableApps.com の Home
    図1・PortableApps.com の Home
  2. 図1 の画面上部にある Download, Features, Apps, Hardware, Forums などの文字列が並ぶ,メニューバーのような領域から Apps を選んでクリックすると,図2のような画面になります.
    図2・PortableApps.com の Applications
    図2・PortableApps.com の Applications
  3. 画面を下方向にスクロールさせ,「Office」グループの中にある「Apache OpenOffice Portable」のリンクをクリックすると,図3のような画面になります.
    図3・PortableApps.com の Apache OpenOffice Portable
    図3・PortableApps.com の Apache OpenOffice Portable
  4. 図3の画面左下の「Download 4.1.3」と書かれたボタン画像付近を拡大したのが 図4です. 図4のボタン画像には次のような有用な情報が含まれています.
    図4・Download ボタン画像
    図4・Download ボタン画像
    • Version 4.1.3 for Windows, Multilingual」: このボタンをクリックすると,Windows PC で動作するポータブルアプリケーションの多言語版 (国際版) がダウンロードされることを意味します.
    • 180MB download / 826MB installed」: ダウンロードするファイルの大きさが 180MB であり,USB メモリにインストールするには 826MB のアキ領域が必要であることを意味します.
  5. 図4 と同じボタン画像をクリックすると図5のような画面になります. しばらく待つとファイル保存に関するダイアログボックスなどが表示されるので,保存場所としてローカルハードディスク (C:\temp など) を指定しましょう. Web ブラウザによっては,自動的にダウンロードが開始されないことがあります. しばらく待っても反応が無いようでしたら,「Problems with download? Please use this direct link, or try another mirror」とある行を探して,「direct link」とあるリンクをクリックして直接リンク指定によるダウンロードを進めるか,「mirror」とあるリンクをクリックして別のミラーサイトからのダウンロードを試してください.
    図5・OpenOffice のダウンロード
    図5・OpenOffice のダウンロード
  6. 続いて,Java のポータブル版 (jPortable) をダウンロードしましょう. jPortable のダウンロードは LibreOffice のダウンロードを参照してください.

Apache OpenOffice Portable のインストール

Windows 7/8/8.1/10 でインストール作業を行なうには,管理者 (Administrator) 権限を持つユーザで作業を行うとよいでしょう. 以下では,USB メモリを PC に挿入したときに,認識されるドライブレターが U: であるものとして説明し,このドライブのことを USB ドライブと呼びます.

OOo 本体のインストールには 826MB,Java Portable のインストールには 156MB のアキ領域が必要とされています. 十分な容量を持つ USB メモリを用意しましょう. 画面キャプチャ無しで紹介していますが,LibreOffice のインストールを参考にしてください.

  1. まず,OOo をインストールします. ダウンロードした OOo のインストール用実行ファイル OpenOfficePortable_4.1.3_MultilingualStandard.paf.exe を起動します.
  2. インストーラが起動されたら,[次へ] をクリックします.
  3. インストール先の選択画面が表示されたら,インストール先フォルダを「U:\PortableApps\OpenOfficePortable」に設定して,[インストール] をクリックします.
  4. インストールの進行状況が表示されますので,緑色のプログレスバーが右端に進むまでしばらく待ちます.
  5. 完了画面が表示されたら,[完了] をクリックしてインストール完了です. なお,Ooo バージョン 4.1.3 をインストールして 1 回起動した後に U:\PortableApps\OpenOffice フォルダのプロパティを調べたところ,サイズ:853MB と表示されました.
  6. 次に jPortable をインストールします.

OpenOffice Portable の初期設定

OOo の初回起動時には初期設定を行う必要があります. その手順は以下の通りです.

  1. エクスプローラ等で U:\PortableApps\OpenOfficePortable を開き,その中の OpenOfficePortable.exe をダブルクリックします.
  2. 図6のようなダイアログボックスが表示されるので,[次へ] をクリックします.
    図6・OOo の初期設定 (1)
    図6・OOo の初期設定 (1)
  3. 図7のようなダイアログボックスが表示されるので,名 (First name)・姓 (Last name)・イニシャル (Initials) を設定して,[次へ] をクリックします.
    図7・OOo の初期設定 (2)
    図7・OOo の初期設定 (2)
  4. 図8のような OOo の起動画面が表示されるので,作成したいドキュメントにあわせてボタンをクリックすれば,編集作業を開始できます.
    図8・OOo の起動画面
    図8・OOo の起動画面

OpenOffice Fonts の追加

PortableApps.com > Apache OpenOffice Portable の説明 (図3 よりさらに下方) によれば,Windows 10 Anniversary にはフォントを動的に読み込むのが 10 倍も遅いというバグがあるのだそうです. このため,現在の OOo には (必要最小限の?) OpenSymbol フォントだけを含めるようにしているそうです. その他の OpenOffice Fonts を利用したいユーザは,ZIP ファイルをダウンロードして自分で展開しなければならないとのことです.

PortableApps.com > Apache OpenOffice Portable で配布されている ZIP ファイル (OpenOfficePortable_3.1.4_fonts.zip, 約 6MB) には,英文フォント Arimo,DejaVu Sans,DejaVu Mono,DejaVu Serif,Gentium Basic,Gentium Book Basic の標準(ローマン)体,太字(Bold),斜体(Italic/Oblique),太字の斜体などが含まれています. 一部,文字幅の狭い Condensed や,細字(ExtraLight) の書体もあり,OOo 標準の OpenSymbol も含め,34 個のファイル (サイズ12.4MB) が含まれています.

これらの英文フォントを OOo だけで利用したいという方は,ZIP ファイルを PortableApps\OpenOfficePortable\Data\fonts フォルダに展開してください. ランチャとして PortableApps.com Platform を使っていて,そこから起動されるポータブルアプリケーションでも英文フォントを利用したいという方は,ZIP ファイルを PortableApps\PortableApps.com\Data\fonts フォルダに展開してください. 後者については,PortableApps.com Platform のフォントのポータブル機能もご覧ください. より高機能なフォント管理をしたい方は,フォントインストーラー SAKURA をご覧ください.

OpenOrrice の拡張機能 (DSFJ)

OpenOffice Portable 4.1.3 は,Default Settings for Japanese (DSFJ) の最新バージョン 1.3 に対応しています. DSFJ 1.3 をインストールする手順は LibreOffice への DSFJ のインストール と同様です.

OpenOrrice の拡張機能 (PDF Import)

PDF Import によって,描画アプリケーション Draw やプレゼンテーションソフト Impress で, PDF ファイルを開いて編集する機能が追加されます. OpenOffice 4.1.2 P1 に PDF Import をインストールするには次のような作業を行います (画面キャプチャは省いていますので,LibreOffice の拡張機能 - Calc2LaTeX の項などを参考にしてください).

  1. Web ブラウザを起動して,Apache OpenOffice Extensions を開きます.
  2. 画面左上にある Search テキストボックスに,日本語入力をオフにして直接入力で「pdf import」とタイプし,[Enter] キーをタイプします.
  3. 検索結果の中で「PDF Import for Apache OpenOffice」をクリックします.
  4. PDF Import for Apache OpenOffice に関する説明画面で「Download Extension」をクリックし,Windows 用のファイル (aoo-pdf-import-0.1.0-windows-x86.oxt) をローカルドライブ (C:\tempなど) にダウンロードします.
  5. OpenOffice の拡張機能マネージャからダウンロードしたファイル (aoo-pdf-import-0.1.0-windows-x86.oxt) を追加します.

注意: Apache OpenOffice Extensions の検索結果には「Oracle PDF Import Extension (for OpenOffice 3.x)」も表示されますが,こちらは OpenOffice 4 には対応していないようですので,間違わないようにしましょう.