USB メモリ活用講座
【基礎編・FreeOffice のポータブル化】

< 最終更新日時: 2021-01-26 >

FreeOffice について

FreeOffice はドイツの SoftMaker Software GmbH 社が開発しているオフィスソフトです. 文書作成,表計算,プレゼンテーションの 3 つのアプリケーションの Windows 版,Mac 版,Linux 版,Android 版が提供されており,Windows では 32bit 版が無償利用可能です (継続的に利用するには,メールアドレスの登録が必要です). Windows 版をコンピュータにインストールすると,USB へのインストール (コピー) が可能になります.

FreeOffice のオリジナルのファイル形式 (拡張子) は文書作成 (TextMaker) が .tmdx,表計算 (PlanMaker) が .pmdx,プレゼンテーション (Presentations) が .prdx です. Microsoft Office 標準のファイル形式 (.docx.xlsx.pptx) の読み書きに対応しています. LibreOffice 標準のファイル形式については,文書作成の .odt は読み書き可能,表計算の .ods は読み込み可能ですが,プレゼンテーションの .odp には未対応のようです.

FreeOffice のインストール

まずは FreeOffice をホスト PC にインストールします. 特につまづくようなところはありませんので,画面キャプチャは示さずに簡潔に説明します.

  1. Web ブラウザで SoftMaker FreeOffice の Web ページ を開きます. 日本語で特長などが説明されていますので,一読しておきましょう.
  2. 無料ダウンロード をクリックするとインストーラ freeoffice2018.msi (約 110MB) がダウンロードできます. Web ページ上部の ダウンロード-アプリケーション とたどって表示されるページからは Mac 版や Linux 版も入手可能です.
  3. ダウンロードしたインストーラ freeoffice2018.msi を起動すると,インストールを行うことができます. 業務で利用 (商用利用) する場合と,家庭などで利用 (非商用) する場合とで使用条件が異なりますので,途中のライセンス契約書はしっかり目を通しておきましょう. ファイル拡張子の関連付けなどは,お好みでどうぞ.

Windows のスタートメニューに SoftMaker FreeOffice 2018 というグループが作成され,TextMaker (文書作成),PlanMaker (表計算),Presentations (プレゼンテーション) の 3 つのアプリケーションが登録されているはずです. 「最初にお読みください」は readme.txt というファイルを開こうとするようですが見つからず,図1 のようなダイアログボックスが表示されてしまうようです.

図1・ショートカットの検索ダイアログボックス
図1・ショートカットの検索ダイアログボックス

図1参照 をクリックすると,図2 のダイアログボックスが表示されます. お読みください.txt というファイルがどうやら正しいリンク先のようですので,選択して 開く をクリックします.

図2・開くダイアログボックス
図2・開くダイアログボックス

「メモ帳」で お読みください.txt が開かれ,内容を読むことができます (特に重要な話は書いていないようです).

FreeOffice の初期設定

FreeOffice に含まれる TextMaker (文書作成),PlanMaker (表計算),Presentations (プレゼンテーション) のいずれかを最初に起動すると,図3 のようなユーザインタフェースの選択ダイアログボックスが表示されます. 上段のリボン表示 (3 種類),下段のツールバー表示 (2 種類) から選択可能です. タッチディスプレイ (タブレットモード) が利用できる場合にはオプションの「タッチモード」を設定することも検討してください. 自分好みの設定を選んだら OK をクリックします※1

図3・ユーザインタフェース選択ダイアログボックス
図3・ユーザインタフェース選択ダイアログボックス

ユーザインタフェースの選択に続いて,図4 のようなユーザ情報の設定ダイアログボックスが表示されるので,自己判断で必要な情報を記入してください. 画面下部に英文で書いてあるように,設定した内容が開発元の SoftMaker に送られることは無いとのことですが,個人情報の流出を極力避けたい方はすべて空欄のままでもよいかもしれません. 設定が終わったら OK をクリックします※2

図4・ユーザ情報の設定ダイアログボックス
図4・ユーザ情報の設定ダイアログボックス

FreeOffice のプロダクトキー取得

FreeOffice はインストール後の 10 日間が試用期間となっているようです. 試用期間以後も利用を続けるにはメールアドレスを登録して,プロダクトキーを取得する必要があります. プロダクトキーは無料で取得できるので,USB メモリにポータブルインストールする前に取得するとよいでしょう.

プロダクトキーを取得し,登録する際にはインターネット接続と,電子メールが読める環境が必要です (電子メールの受信はスマートフォンなどを利用してもかまいません).

  1. TextMaker/PlanMaker/Presentations のどれか一つを起動します.
  2. メニューバーの右端にある をクリックして,表示されるプルダウンメニューから ライセンス管理 をクリックすると,図5 のダイアログボックスが表示されます.
    図5・ライセンス管理ダイアログボックス
    図5・ライセンス管理ダイアログボックス
  3. 図5Get your free product key now をクリックすると,図6 のダイアログボックスが表示されます.
    図6・プロダクトキー取得ダイアログボックス
    図6・プロダクトキー取得ダイアログボックス
  4. 図6 下部の Don't worry... からはじまる英文メッセージを一読します. Our privacy policy のリンク先の内容も読んでおきましょう. 納得ができたら,テキストボックスに電子メールアドレスを打ち間違えのないようにタイプし,Get free product key をクリックします.
  5. 図7 のダイアログボックスが表示されます. 電子メールの受信箱を調べ,SoftMaker からのメールが届いたら,メール本文中に書いてあるプロダクトキー (12 桁の数字) を 図7 のテキストボックスに入力し,Unlock now をクリックします. メールが届かないといった場合には Can't find your product key? のリンク先の情報を参照してみてください.
    図7・ソフトウェアのロック解除ダイアログボックス
    図7・ソフトウェアのロック解除ダイアログボックス

プロダクトキーの認証が完了すると,メニューバーの右端にある のプルダウンメニューには ライセンス管理 が表示されなくなるようです.

FreeOffice のポータブルインストール

開発元の Web ページに使い方のヒントとして「ポータブルインストール」の説明があるので,まずは一読しておくとよいでしょう.

  1. Windows のスタートメニューの SoftMaker FreeOffice 2018 というグループの中に「SoftMaker FreeOffice 2018 を USB スティックにインストールする」という項目があるはずですので,これをクリックすると図8 のダイアログボックスが表示されます. 英文の説明を一読したら OK をクリックします.
    図8・インストール開始のダイアログボックス
    図8・インストール開始のダイアログボックス
  2. 図9 のダイアログボックスが表示されるので,上部 (Please choose the drive letter of your USB stick) で,USB メモリに割り当てられたドライブを,下部 (Please enter the destination folder on the USB stick) でインストール先のフォルダを指定します. デフォルトでは USB ドライブのルートフォルダの直下に SoftMaker FreeOffice 2018 というサブフォルダを作成する設定となっているようですが,お好みで変更するとよいでしょう (ここでは \TOOL\FreeOffice2018 と変更しています).
    図9・インストール先の指定ダイアログボックス
    図9・インストール先の指定ダイアログボックス
  3. Copy をクリックすると,USB メモリへのインストール (コピー) がはじまります. 完了すると 図10 のダイアログボックスが表示されるので OK をクリックします.
    図10・インストール完了のダイアログボックス
    図10・インストール完了のダイアログボックス

インストールが終わったら,展開先にある TextMaker.exePlanMaker.extPresentations.exe を必要に応じてランチャ (PStartPSMenu など) に登録します.

この時点で USB メモリの FreeOffice のインストール先として指定したフォルダ (U:\TOOL\FreeOffice2018) のサイズは 148MB でした.

警告: この作業はあくまで自己責任で,慎重に行ってください. USB ドライブの U:\TOOL\FreeOffice2018 フォルダには,様々な言語設定のためのサブフォルダやファイルが含まれています. 自分では使わないと確信できる言語に対応するフォルダやファイルは削除しても動作に支障はありません. たとえば html ではじまるサブフォルダのうち 英語の html_en と日本語の html_jp だけを残して,他を削除すると約 520KB ほどディスク容量に空きが増えます. ライセンス条項を記載した license ファイルも英語の license.rtf と日本語の license-ja.rtf だけを残して,他を削除すると約 360KB ほどディスク容量に空きが増えます. 各アプリケーションの言語設定ファイルと思われる PlanMaker_XX.dwrPresentation_XX.dwrTextMaker_XX.dwr も日本語用の jp だけを残して,他を削除すると約 11.5MB ほどディスク容量に空きが増えます. さらにドイツ語版のマニュアル類 (pmFree_de.chmpmfreemanual_de.pdfprFree_de.chmprfreemanual_de.pdftmFree_de.chmtmfreemanual_de.pdf) を削除すると約 18.1MB ほどディスク容量に空きが増えます. また,spell フォルダには,各言語のスペルチェックに利用される 31 個のファイルが含まれているようですが,FreeOffice は日本語のスペルチェックに対応していないので,これらを削除すれば約 1.1MB ほどディスク容量に空きが増えます. ここまでの作業で,FreeOffice のインストール先として指定したフォルダ (U:\TOOL\FreeOffice2018) のサイズは 116MB まで縮小できました.