長岡高専

長岡工業高等専門学校・電子制御工学科

電子制御工学科へようこそ
< RSSによる更新情報 最終更新日時: 2017-06-05, カウンタ: 181620 >

中学生の皆さんへ

あなたはどんなことに興味がありますか?

コンピュータ,タブレット,スマートフォン,プログラム,情報,電気,電子,ロボット,機械の制御,センサ,工作,模型,ゲーム,ラジコン… こういったものに興味がある中学生の皆さん,その知識や技術をもっと深め広げたいと思いませんか?

自分が興味を持って学んだ知識や技術が,将来の自分の仕事につながり,社会の役に立つならば,幸せな人生が送れることでしょう。 その道を開いてくれるのが電子制御工学科です。

電子制御工学科では,機械工学,電気電子工学,情報工学といった分野に共通する基礎学力を重視した教育を実践しています。 多くの演習を通して数学,物理の確かな学力を身に付け,多くの実験を通して力学,電気電子回路,情報処理などの実践力,応用力を身に付けます。

その結果として卒業生の進路は,機械工学,電気電子工学,情報工学だけでなく,航空工学,物理学など多くの分野に渡り,社会に出てからも活躍しています。

クローズアップEC【Vol.009】
特集:H28年度卒業研究,表彰テーマの紹介

金賞
「界面混合層の挿入による3層型有機EL素子の寿命特性変化」
 荒井祐太朗

有機EL素子はディスプレイや照明などへの応用が期待されている。 しかし,実用化のためには有機EL素子の長寿命化が求められている。 これに対して,2層型有機EL素子では有機層界面を混合することで寿命特性が改善することが知られている。 そこで,本研究では界面混合技術を3層型素子に適用し,3層型有機EL素子でも同様の長寿命特性が得られるかを確認した。

基本的な3層型素子構造(Anode/HTL/EML/ETL/EIL/Cathode)に対して,ホール輸送層/発光層(HTL/EML)界面,発光層/電子輸送層(EML/ETL)界面を混合した素子をそれぞれ作製し,寿命特性を比較した。 その結果,HTL/EML界面,EML/ETL界面を混合した素子とも寿命特性が改善することが分かった。 これは界面を混合したことでキャリアが局所的に蓄積しにくくなったためと考えられた。 また,上記の2つの混合を組み合わせた,発光層(EML)の両界面を混合した素子も寿命特性が改善したが,発光層/電子輸送層界面(EML/ETL界面)を混合した素子と同程度となった。 このことから,今回作製した素子では発光層/電子輸送層界面(EML/ETL界面)を混合することが寿命特性の改善に有効であることが明らかになった。

銀賞
「画像解析によるコンクリート締固め判定手法」
 高橋凌

コンクリートは強度と施工の安易さから多くの構造物に使用され,社会の基盤となっている。 同時期に建設された構造物でも劣化速度に差が生じ,耐用年数より前に補修や再建が必要となる事例が発生し大きな問題となっている。 この劣化速度の差は,コンクリート打設時の内部振動機を用いて空隙を取り除く締固め作業の具合に大きく依存する。 現在,コンクリート打設の基準は定性的な記述にとどまっている。 このような背景から,締固め完了の目安は目視判断によるところが大きく,その結果として,作業者の経験や技量によってコンクリートの劣化速度に差が生じてしまうのである。 よって本研究では,現在行われている作業者の目視による締固め判断を,技量を必要としない画像解析による定量的評価に置き換える方法について検討を行う。 コンクリートは振動によって表面に水が浮きなめらかとなるため,締固めを行うことで光沢が出る。 コンクリート表面の画像から輝度を調べることによって締固め具合を判定できると考えられる。

実際にコンクリートによって試験体を作成し,締固め作業中のコンクリート表面をXYZカメラによって撮影し,解析を行った。 締固めによって,色情報については増加や減少などの傾向が見られなかったが,輝度については増加傾向が認められた。 輝度と強度の関係について調べたところ,ある程度輝度が上昇した時点で強度が減少に転じていることが確認できたが,強度が減少し始める輝度を規準化することはできなかった。

銅賞
「超音波トランスデューサと反射板を用いた微小物体の浮揚高さ特性」
 綱玄太

超音波により物体が浮揚する現象は超音波浮揚と呼ばれており,近年ではこれを利用して物体を非接触で浮揚させながら運搬する研究等が盛んに行われている。 本研究室では,超音波トランスデューサと反射板(金属板)を用いて定在波を励振することにより,微小物体を非接触で浮揚・移動させる研究を行っており,今まで,浮揚時の挙動や移動運搬時の様子を測定してきた。 今回はこれらの動作に加え,物体の浮揚高さを微小に制御することを検討することとし,そのための基礎特性を測定した。 実験の結果,トランスデューサの駆動電圧を変化させても駆動周波数を変化させても物体(スチロール球)の浮揚高さを制御できることがわかった。

特別賞(学会発表を行った学生)

  • 「界面混合層の挿入による3層型有機EL素子の寿命特性変化」,荒井祐太朗
  • 「DS/CDMA干渉抑圧用の直交化フィルタの実験的検討」,大倉真一希
  • 「遅れ時間要素による小型船舶の操作性改善」,川又一哉
  • 「脳波解析を用いた英文読解が与える負荷の定量化」,小林崇徳
  • 「頚部浅層筋の筋電位を用いたGVS加速度感覚の評価」,佐野尚友己
  • 「超音波トランスデューサと反射板を用いた微小物体の浮揚高さ特性」,綱玄太
  • 「小型船舶の操作性向上を狙ったパラレルリンクロボットの開発」,中村有希
  • 「支持面の揺れに対する矢状面立位人体の振動特性」,丸山智也

ひとこと

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