System Design Education Program

Multidisciplinary Goal-driven Education Program



System Design for Human Relief

Keywords: Human-Machine Interface, Human-Robot Interaction, Mechatronics, Robotics, Usabirity, Sports Traing, ...

乗り物の操縦支援は航空機のフライバイワイヤ技術を皮切りに進められてきた.飛行の安定性を生み出すために必要な操作はコンピュータが計算して支援するため,パイロットの負荷が著しく低減した.そのような技術は,航空機だけでなく,自動車,船舶に対しても開発が進められている.バイワイヤ技術を応用したそれらのシステムが実用化されれば誰もが安心して操縦できるので,事故の低減や,燃費の向上による環境問題への貢献が期待される.

また,先般の体罰によるスポーツ指導の発覚を受けて,現在,スポーツ科学等の研究成果に基づいた指導ノウハウやそのツールの開発が必要とされている.例えば,スポーツ指導者の資質能力向上のための有識者会議(平成25年4月)において,下村文部科学大臣から,コーチング等のスポーツ医・科学の研究成果に立脚して暴力によらずにスポーツ指導の具体的な方策の議論を進めてほしいとの発言があった.

以上の背景の下,分野の垣根を越えて専門技術を組み合わせることで,ヒトの安心につながるシステムデザインに関連した諸テーマ,例えば,乗り物の操縦性向上や科学的な知見を取り入れたスポーツ指導法やそのツールの開発にチャレンジする.


System Design for Structure Safety

Keywords: Structures, Concrete, Health Monitoring, Health Inspection, Mechatronics, Robotics, Instrumentation Technology, ...

高度成長期以降に整備したインフラが今後急速に老朽化することが見込まれ,その対策が急務となっている.インフラ老朽化対策の推進に関する関係省庁連絡会議が政府に設置された.インフラの適切な点検による現状確認と,的確な修繕の実施が不可欠であり,それらに関係する技術の開発が産学官で本格的に進められている.

そこで,機械工学,電気電子工学,電子制御工学,環境都市工学のそれぞれの技術を,分野の垣根を越えて組み合わせることで,今後のインフラの維持管理の高度化(スマートメンテナンス)のイノベーションを生み出す諸テーマにチャレンジする.