USBメモリ活用講座
【Ghostscript ポータブル化】

< 最終更新日: 2021-08-30 >
Error processing SSI file

Ghostscript は PS (PostScript) ファイルや EPS (Encapsulated PostScript) ファイルを,ラスタ形式の画像に変換するソフトウェアです. PDF (Portable Document Format) ファイルを扱うこともできます. 一般的には Ghostscript そのものをユーザが起動することは少なく,PS/EPS ファイルを取り扱うアプリケーションが背後(裏)で Ghostscript を呼びだして処理を任せていることが多いと思われます.

これまで Ghostscript は GSview という PS/EPS ファイルを表示するための GUI (Graphical User Interface) アプリケーションと組みあわせることが定番でした. しかし,GSview は長らく更新が止まっており,2020 年 9 月にリリースされた Ghostscript 9.53.0 以降に対応していません.

ここでは,3 種類の Ghostscript ポータブル化法を紹介します. 自分の利用目的にあったものをお試しください (併用することも可能です). よくわからないという場合は,自前の PC で管理者 (Administrator) 権限でインストール作業ができるならば,ひとまず Ghostscript&GSview ポータブル化を試してみることをおすすめします. 一般ユーザ権限だけで作業する必要がある方は PortableApps 版 Ghostscript のポータブル化を試してみることをおすすめします.

Ghostscript&GSview ポータブル化 (最終更新日: 2022-04-11)
GSview 5.0 で利用可能な最終バージョンの Ghostscript 9.52 を使う方法で,オーソドックスな TeX ユーザ向けといえるでしょうか. Ghostscript をアップデートせずに使うことにはセキュリティ上のリスクがありますが,どうしても GSview を手放せないならばこれを選ぶしかありません. 自分で作成した PS/EPS ファイルだけを処理するならば,さほど危険度は高くないと思われますが「結果は自己責任」という覚悟のうえで使ってください.
最新 Ghostscript のポータブル化 (最終更新日: 2021-08-30)
GSview の使用継続はあきらめて,最新の Ghostscript を使う方法です※1. GSview に代わるプレビューアとしては SumatraPDF が利用できます. 開発元が配布する Ghostscript ではなく,角藤亮先生が手を加え日本語 PS/EPS ファイルの扱いに優れる Ghostscript (角藤版 GS) をポータブル化します. それなりに手間はかかりますが,知識やスキルも向上できるかもしれません.
PortableApps.com 版 Ghostscript のポータブル化 (最終更新日: 2021-08-30)
数多くのポータブルアプリケーションを集めた PortableApps.com が配布する最新の Ghostscript を使う方法で,64bit 版も同梱されています※1. こちらも GSview は使えませんが,代わりのプレビューアとして SumatraPDF Portable などが利用できます. インストールは最も手軽で PortableApps.com のアプリケーションのいくつかで PS/EPS ファイルが開けるようになるというご利益もあります. その代わりに日本語 PS/EPS ファイルを扱うにはそれなりの手間がかかります.