キャリア教育

これからの社会で
求められる人材とは?

長岡高専では、「人類の未来をきりひらく、感性ゆたかで実践力のある創造的技術者の育成」という教育理念のもとに、5年一貫の教育プログラムによって、高度な専門知識をもつ実践的な技術者を育成しています。また現代の国際社会では、 SDGsに代表されるように、世界で共通の課題に対して、多様な人々と協働する力が求められるようになっています。では、社会で活躍するためには、具体的にどのような能力が必要になるのでしょうか。
長岡高専で何を勉強するのかについては、学生便覧や学校ホームページの「教育課程表」で科目名を見ることができま す。それぞれの科目でどのような学習をするのかについては、学校ホームページの「シラバス」から授業内容や進度を確認することができます。高専で学習する内容は、全国の国立高専で共通の学習分野別到達目標である「モデルコアカリキュラム」をもとに、各高専で特色ある取り組みが設計されています。このモデルコアカリキュラムに示される「高専生が学ぶべき内容」を、これからの社会で求められる能力と照らし合わせてまとめると、次の表のようになります。

これからの社会で求められる能力

創造的能力 発想力 課題に対して、有効かつ独創的な解決案を提案できる
設計力 アイディアを基に、ニーズを踏まえた実装ができる
技術力 課題解決に必要な機器を安全かつ効率的に使用できる
運営力 共同で行う作業における工程管理ができる
知識 一般的な事象に加えて、専門分野に関する十分な知識がある
協働的能力 情報収集・発信力 IC技術を用いて情報を適切に 収集・ 発信することができる
チームワーク 協働のためのスキルを実践できる
リーダーシップ チームにおいてリーダー的役割を務めることができる
主体性 課題を自ら設定し、積極的に取り組むことができる
語学力 英語での論文作成やディスカッションができる

社会で活躍するためにはどの能力が重要かという質問に 、 長岡地域の 企業の方 から は「発想力」と「主体性」、 次いで 「チームワーク」という回答が得られました。 知識や技術が必要ではないという訳ではありませんが、それだけでは不十分だ、ということです。実際に、4年生の後半から始まる卒業研究をやり遂げるためには、それまでに学んだ知識や技術を基礎として、研究のテーマや実験方法を発想し、自分から研究計画を立てて主体的に取り組むことが求められます。また、指導教員や研究パートナーと協力して研究を遂行することも必要です。しかしながら、この ような 能力は、その時になってすぐに身に付くものではありません。これらの能力は、知識として身に付くのではなく、協働的な活動の経験を通付くものではありません。これらの能力は、知識として身に付くのではなく、協働的な活動の経験を通して少しずつ身して少しずつ身に付いていくものです。今の自分に足りない能力は何か、ということを意識しながらに付いていくものです。今の自分に足りない能力は何か、ということを意識しながら様々な活動に主体的に取り組みましょう。様々な活動に主体的に取り組みましょう。

長岡高専が実施している
キャリア教育

長岡高専では、「技術者の視点で『社会』『仕事』『課題』をとらえる」という観点から、全学年を通じてのキャリア教育を行っています。

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1年生・2年生:教員プロフィール集を活用した学内シーズ探索と課題解決演習
3年生:地域企業への訪問・取材 、 技術協力会による企業ガイダンス
4年生:学外実習・見学旅行
5年生: 進路実現に向けた活動
上記に加えて、 企業 の方や卒業生による講演会、ロールモデル紹介などを開催しています。

1~5年

次世代教育課題解決型学習

  • 「企業の課題に挑戦!」
  • グローバルPBLⅠ・Ⅱ(選択科目)
  • アントレプレナー演習Ⅰ・Ⅱ(選択科目)

3学年

社会と企業

  • 工場見学
  • 技術協力会企業ガイダンス
  • キャリア教育講演会

4学年

実務体験、企業視察・ビジネスマナー講習

  • インターンシップ・ガイダンス(必修科目)
  • キャリア教育講演会
  • 見学旅行(企業視察含む)
  • 就職ガイダンス

5学年

国内外・実社会での訓練

  • 就職ガイダンス(就職予定者)
  • 長期インターンシップⅠ・Ⅱ・Ⅲ(選択科目)

専攻科1年

  • 学外実習(必修科目)
  • 長期学外実習Ⅰ・Ⅱ(選択科目)
  • 就職ガイダンス
  • キャリア教育講演会

専攻科2年

  • キャリア教育講演会

卒業後のキャリアデザインに向けて

高専に入学して、すぐに卒業後の進路を決める必要はありませんが、自分の進路について意識しながら過ごすことは大切です。長岡高専での活動を通して、自分がどんな進路にすすみたいのかを、少しずつ具体的に考えて いけるようなキャリアデザイン支援を行っています 。

【進路決定までの流れ】

流れ
流れ
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