USB メモリ活用講座
【付録・Calc2LaTeX 使用法】

< 最終更新日: 2018-04-26 >

Calc2LaTeX は,LibreOffice/OpenOffice.org の Calc で作成した表を,TeX の表形式に変換するマクロです. LibreOffice/OpenOffice.org や,Calc2LaTeX のインストール方法については,基礎編・LibreOffice/OpenOffice.org のポータブル化をご覧ください.

Calc2LaTeX を使って,ワークシート上の表を TeX の tabular 形式に変換するには,次のような手順で作業します.

  1. 変換したい表のセル範囲を選択します (図1).
    図1・セル範囲を選択
    図1・セル範囲を選択
  2. [ツール]-[マクロ]-[マクロを実行] とたどり,図2のマクロセレクターダイアログボックスを表示させます.
    図2・マクロセレクターダイアログボックス(1)
    図2・マクロセレクターダイアログボックス(1)
  3. 左側のライブラリの中から,[LibreOffice/OpenOffice.org マクロ]-[Calc2LaTeX]-[Calc2LaTeX] を選択し,右側にマクロ名に表示されるリストの中から [Main] を選択して,[実行] ボタンをクリックします (図3).
    図3・マクロセレクターダイアログボックス(2)
    図3・マクロセレクターダイアログボックス(2)
  4. 図4のような Settings ダイアログボックスが表示されますので,以下を参考に,必要な設定を行います (用語の意味がわからない方は TeX の入門書などで調べましょう).
    図4・Calc2LaTeXのSettingsダイアログボックス
    図4・Calc2LaTeX の Settings ダイアログボックス
    Table Environment
    表をフロート環境 (\begin{table}~\end{table}) で囲いたい場合は,Table+Tabular をチェックします. そうでなければ,Tabular をチェックします.
    Label
    Table+Tabular を選択した場合に,表番号を相互参照するためのラベル (文字列) を記入します. 相互参照が不要なら,空欄のままでも OK です.
    Caption
    Table+Tabular を選択した場合に,表題 (キャプション) となる文字列を記入します. 表題を表の上に置く場合は top,表の下に置く場合は bottom をチェックします. 電子制御工学実験のレポートや卒論では必ず top を選択しましょう.
    Horizontal Position
    Table+Tabular を選択した場合に,紙面の横方向の配置位置を指定します. 左寄せ (left),中央寄せ (center),右寄せ (right),指定なし (no option) から選択できます. center がお勧めですが,\begin{center}~\end{center} で中央寄せすることになり,上下に少しアキが生じます. このアキを少なくしたい場合は,\begin{table} の直後に \centering という命令を書くとよいでしょう.
    Insert Position
    table 環境のフロートオプション (\begin{table}[xxx] の xxx 部分) を指定します. TeX ソース中で記述した場所 (h),ページ上部 (t),ページ下部 (b),表だけで独立したページ (p) の組み合わせの中から選択できます. 例えば here は [htbp] を指定することになり,4つの出力場所の候補のどれでもよいことを意味します. ここでは,とりあえず here にしておいて,後で TeX ソース側で調整するとよいでしょう.
    Ruled Line
    ワークシート中の表に合わせて罫線を引くか (on),無視するか (off) を選択します.
    Format Cells
    ワークシート中のセルに太字 (Bold) やイタリック (Italic) の書式が設定されていた場合に,TeX ソースに反映させるか (on),無視するか (off) を選択します.
    Replace Reserved Words
    ワークシート中のセルに TeX の予約語 (#,$,%,&,_,{,}) が記入されていた場合に,#→\# などのような TeX の表記に置き換えるか (on),そのまま出力するか (off)を選択します. off で出力した場合には,そのままでは TeX のコンパイルが通らなくなるかもしれませんので,on にしておくことを推奨します.
    Result Output
    変換結果をウィンドウ表示にするか (Result Window),ファイルに出力するか (File Output) を選択します. Result Window にしておいて,TeX ソースにコピー&ペーストするのが簡単でお勧めです.
  5. 設定が終わったら,[Convert] ボタンをクリックします. Result Output を Result Window にしていた場合は,図5のような Table ダイアログボックスが表示されます. 表示領域を右クリックしてコピーし,TeX ソースを編集しているエディタをアクティブにして,適当な場所でペーストしましょう. それが終わったら Table ダイアログボックスは [Close] ボタンをクリックして閉じます.
    図5・Tableダイアログボックス
    図5・Table ダイアログボックス(2)