長岡高専数学談話会
2011年度より, 長岡高専数学談話会を立ち上げました.
月1回程度のペースで, 1時間程度の講演を行います.
専門的な数学の内容を平易に解説しつつ講演頂きます. 数学に興味のある方はどなたでもご参加下さい.
講演して頂ける方を随時募集しております. 是非世話人までご連絡下さい.
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世話人:
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- 長岡工業高等専門学校 一般教育科 高橋 剛 (takeshi☆nagaoka-ct.ac.jp)
- 長岡工業高等専門学校 一般教育科 田原 喜宏 (tawara☆nagaoka-ct.ac.jp)
(☆は@で書き換えて下さい).
御礼
2012年度は解析・確率セミナーと並行して開催できました. 今後の予定は未定ですが,
また何らかの形で継続したいと思います. 宜しくお願い致します.
第3回
- 日時
- 3月8日(金), 16:00-17:00
- 場所
- 長岡高専420講義室
- 講演者
- 谷本龍二氏 (静岡大学教育学部)
- 題目
- 対称式の第一基本定理から計算不変式論へ
- 概要
- 不変式論における基本的問題は『不変式環の生成系の決定』にあります。対称式の第一基本定理を含め,不変式環の生成系の決定についてのいくつかの具体例を述べつつ,生成系の決定が一般には容易でないことについても述べます。現在,コンピュータの処理速度の向上と相俟って,グレブナー基底理論を用いた不変式論(計算不変式論という)の研究が始められています。計算不変式論の研究状況を紹介しつつ,講演者による計算不変式論についても紹介したいと思います。
2012年度
第1回
- 日時
- 11月16日(金), 16:45-17:45
- 場所
- 長岡高専430講義室(いつもと教室が違います!)
- 講演者
- 久富 望 氏(日本デジタル教科書学会理事、同志社女子中学・高等学校)
- 題目
- 「学習者用デジタル教科書の概要と、数学教育を中心とした提案」 〜日本の教育の未来のために〜
- 概要
- 日本デジタル教科書学会は、デジタル教科書・教材に関する学術的な研究および授業実践を行い、その効果や意義を発信することを目的に2012年5月に発足しました。現場の教師と研究者が相互に協力しながら、デジタル教科書・教材に関する可能性や課題解決法の提案、活用による授業実践研究を行うこと等を通じ、我が国の教育の発展に資することを目指しています。
本講演では、日本の学校現場にはまだ馴染みの薄い学習者用デジタル教科書について、それがどんなものであるか、概要と問題点を紹介します。また、それらを踏まえて、一数学教員としての立場から、数学教育のどのような分野・要素がデジタル教科書を通じて発展できるか、その可能性と、実現するための具体的な提案を行います。
第2回
- 日時
- 12月7日(金), 16:30-17:30
- 場所
- 長岡高専420講義室
- 講演者
- 中尾 充宏 氏 (佐世保高専校長)
※2012年度日本数学会賞秋季賞受賞
- 題目
- 精度保証付き数値計算とその偏微分方程式への応用
- 概要
- 本講演では、自然・社会現象の数値シミュレーションなどに現れる科学技術計算の信頼性を数学的に保証する方法(精度保証付き数値計算法)について述べる。特に、講演者らが長年にわたって携わってきた偏微分方程式の解の存在を数値的に検証(精度保証)する方法について解説し、この分野の現状を紹介するとともに、将来の展望について考察する。
第3回
- 日時
- 3月8日(金), 16:00-17:00
- 場所
- 長岡高専420講義室
- 講演者
- 谷本龍二氏 (静岡大学教育学部)
- 題目
- 対称式の第一基本定理から計算不変式論へ
- 概要
- 不変式論における基本的問題は『不変式環の生成系の決定』にあります。対称式の第一基本定理を含め,不変式環の生成系の決定についてのいくつかの具体例を述べつつ,生成系の決定が一般には容易でないことについても述べます。現在,コンピュータの処理速度の向上と相俟って,グレブナー基底理論を用いた不変式論(計算不変式論という)の研究が始められています。計算不変式論の研究状況を紹介しつつ,講演者による計算不変式論についても紹介したいと思います。
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