地球ラボ

地球ラボは留学生と日本人学生の交流の場です

昨今、実社会では語学力だけではなく、思考力や表現力、そして主体性を持って多様な人々と協働する力が求められています。図書館1階にある 『地球ラボ』 は、学生が社会で求められるグローバルマインドを養うための活動拠点です。各学科から選出された室員の先生方と地球ラボのコーディネーターが学生をサポートしています。また、コーディネーターが平日9時15分から16時00分まで地球ラボに常駐しているので、学生がいつでも気軽に足を運べます。地球ラボでは、以下に示す三本柱の取り組みを通して、日本人学生と留学生の日常的な交流活動を支援しています。

地球ラボメンバー

1.国際関係学演習の開講

国際関係学演習は、国や文化の異なる学生同士がチームを組み、一緒に問題解決を実践する通年15回の授業です。この授業では、日本人学生と留学生が互いの文化や考え方の違いを受け入れ、自分達の主体性を育成します。授業では留学生とアイスブレイクをしたり、何気ない会話を重ねたりする過程で相互理解が深まります。そして、毎回の授業において、日本人学生がやさしくサポートしながら、留学生も日本語での発表を頑張って少しずつ自信を深めていきます。また、授業は水曜日16時20分から17時50分まで実施され、多くの教職員によって見守られています。

2.異文化コミュニケーションラボの活動 (プレラボ制度)

長岡高専には多くの留学生や海外からのゲストがやってきています。また、海外派遣制度や協定校受入制度なども充実し、国際的なコミュニケーション能力を高めるための環境が整っています。異文化コミュニケーションラボの目的は、自国の文化を知るのと同時に、異国との違いについても知見を深めることです。学生が主体となり、英会話教室、タイ語教室、茶道・書道体験、スポーツ交流会などを開催しています。コロナ禍においても茶道の動画を撮影し、タイ・マレーシアとの遠隔交流に活用しました。上記取り組みは、地球ラボ室員やコーディネーター以外の教職員からも支援を得ています。

3.Student Ambassadorの認定

Student Ambassador (SA) とは、本校において留学生に対し、オリエンテーションや歓迎会・送別会、茶道や書道などの日本文化の伝承といったイベントの企画や運営を行う学生大使のことです。この他にも、留学生の学習および生活チューター、グローバルPBLⅠおよびⅡの取得者は、本校の学生大使として認定されます。認定の流れとしては、活動後に報告書を作成し、地球ラボでスタンプ帳に承認印を押してもらいます。在学中に規定の回数以上のSA活動を行った学生は、卒業時に認定証が授与されます。令和5年度は21名(Bronze 5名、Silver 2名、Gold 13名、Platinum 1名)の学生が学生大使として、表彰されました。

Student Ambassador 認定証授与の基準

SA認定の枠組みを通して、学生の国際交流活動に対する頑張りを見える化し、最終的には本校の全学生が卒業時に学生大使として認定されることを目指しています。

地球ラボの様子

国際関係学演習の様子
国際関係学演習の様子
学生主催の英会話教室
学生主催の英会話教室
留学生によるタイ語教室
留学生によるタイ語教室
異文化プレラボでの茶道体験
異文化プレラボでの茶道体験
スポーツ交流会の様子
スポーツ交流会の様子
卒業式におけるSA認定
卒業式におけるSA認定
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