組織・業務

地域共同テクノセンター長あいさつ

「見せる(魅せる)」

大石テクノセンター長画像
地域共同テクノセンター長
機械工学科 教授
大石 耕一郎

テクノセンター長になって1年が過ぎ、企業の皆様とお会いする機会が急激に増えました。お会いする中で、ときどき「長岡高専からは、なかなか新卒が来ない。」というお話し(お叱り)をいただくことがあります。本校の場合、同じ市内に長岡技術科学大学があって卒業生の3割強の進学先となっているという地域性は考慮していただきたいのですが、新卒就職者は本科が3割、専攻科でも6割程度です。この春の卒業生のうち、県内就職者は本科・専攻科合わせて44名でした。しかも実際には、毎年、卒業生をお引き受けいただく会社もあれば、残念ながら10年経っても卒業生を供給できない会社もあります。 ほとんどの学生(と保護者)にとって、就職は人生の重要な決断の1つですから、それぞれの「希望」に沿った会社の情報を集めたいのですが、それは容易ではありません。そもそも、その「希望」自体があやふやだったりもします。また、B2Bを主体とする企業は、名前が知れ渡っているわけでもありません。結局、通勤圏,知名度,過去の実績(同窓生の有無)は、就職先を検討する重要なファクターです。 学生に目を向けさせるためには、実際に見せること、経験させることが効果的です。具体的には、企業見学やインターンシップが行われます。本校では、3年の後期開始時(9月末)に県内の工場見学、10月頃に技術協力会主催の企業ガイダンス、4年と専攻科1年の夏季休業期間中にインターンシップを行っています。学科単位、クラス単位では、他にも実施しているかもしれません。 中小企業の皆様から、「インターンシップはともかく、5名以上の見学は無理。」、「うちは、見せるような面白そうなことは、やっていない。」と、お叱りを受けそうです。そこで、図のようなモデルプランを考えました。model

1クラスの定員は40名ですが、10分割すれば、1班あたり4~5名程度です。この方法で、昨年度は機械工学科4年が大田区内中小企業を徒歩で回り、半日で1班あたり3社見学しました。長岡市内であれば、移動にタクシーを使う方が現実的ですが、移動に掛かる経費よりも、協力企業の確保が実現に向けた最大のポイントです。経営者のポリシーや将来展望等を語っていただいてもよいのです。経営者と長く付き合っていくことができるかは、重要なファクターになり得るのではないでしょうか? 本校の教育研究にご協力いただける企業が益々増えることを期待しています。

                        (2016.5.15)

 

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