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創立50周年記念式典を挙行いたしました(2012.06.04)

6月2日(土)に本校50周年記念式典が挙行された。本来、昨年開催の予定であったが、東日本大震災等のため、本年に延期されての開催となった。

長岡市立劇場で行われた記念講演の講師は、数学者のピーター・フランクル氏。会場は、本校全学生のほか、教職員・来賓各位・聴講希望の中学生や一般市民で満員となった。講演題目は「真の国際人を目指すために」である。フランクル氏は、ジャグリングやクイズを交えつつ、ご自身の体験を踏まえて「国際人というのはひとつの態度である」ということを力説された。すなわち、心を開いて他者を受け入れる「寛容さ」が重要なのであり、外国語を操れるか否かは本質的な問題ではない、ということである。本校の教育の根幹である「ものづくり」に即して、英語が不得手でも「ものづくり」で世界の尊敬を集めていた30年前の日本と、多少英語が上達しても「ものづくり」の相対的優位性が低下した現在の日本とではどちらがよいかという問いかけは、専門技術者への入口に立っている学生たちの心に響く問いかけであった。

記念講演の後、会場をホテルニューオータニ長岡NCホールに移して、現教職員のほか中国黒龍江工程学院申校長、同南海東軟信息技術学院楊院長を始め多数の来賓各位・旧教職員・同窓生の参加のもと、記念式典が執り行われた。式辞において、本校校長・渡邉和忠は、半世紀の歴史を振り返り、長年にわたって長岡高専を支えてくださった方々への感謝を述べるとともに、本校の教育活動のさらなる充実・発展への決意を表明した。続いて、来賓として臨席された方々からそれぞれ懇篤な祝辞をたまわった。祝辞を頂戴した方々は、奈良文部科学省高等教育局審議官(文部科学大臣代理)、小畑国立高等専門学校機構理事長、寺家新潟県総務管理部長(新潟県知事代理)、山崎長岡市副市長(長岡市長代理)、下條高等教育コンソーシアム新潟会長・新潟大学学長、新原長岡技術科学大学学長の6氏である。

式典後は、会場を同ホテル白鳥の間に移して、記念祝賀会が約300名の出席の下に盛大に開催された。酒井長岡市議会議長(前本校後援会長)、榊豊橋技術科学大学長、山﨑技術協力会長のご祝辞に続いて、鏡開きを行い、伊藤同窓会長による乾杯のご発声後、歓談に入った。歓談中には創立初期の様子を記録したビデオ映像、バンド演奏、高田前校長による思い出が次々と披露されるとともに、あちこちで旧教職員と同窓生が旧交を温め合う場面が散見され、瞬く間に予定時間が経過した。最後に古田島後援会長による万歳三唱で会を締めくくり、名残惜しくも散会となった。

なお、講演会から祝賀会まで司会の大役を引き受けていただいたのは、本校工業化学科第25回卒業生渡辺裕子氏であった。記して謝意を表する。

本校の前身、長岡工業短期大学の創立は昭和36年。翌37年に長岡工業高等専門学校が創設された。以来50年、平成24年6月2日は、学生・教職員ともに、過去半世紀の重みをかみしめるとともに、未来に向かって心を新たにする1日となった。