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平成27年度学生海外派遣研修(メキシコ)を実施しました(2016.03.18)

 平成27年度学生海外派遣研修(メキシコ)(3月2日~9日)を学生13名と引率教員2名の合計15名で実施しました。
本研修は平成27年度文部科学省「大学の世界展開力強化事業」の一環として実施した研修であり,「NAFTA生産拠点メキシコとの協働による15歳に始まる技術者教育モデルの世界展開」をテーマに長岡技術科学大学,鶴岡高専,茨城高専,小山高専,長岡高専が共同で申請し,採択された事業です。
 この学生派遣・交流プログラムの目的とその達成状況は以下のとおりです。

1).日本とメキシコの文化・歴史・習慣などを比較し,日本とメキシコの技術者教育の違いを学ぶ

 2国間の比較対象の設定は,6グループの学生達の興味に任せました。今回は,街並み,世界遺産,四季,食文化,課外活動(クラブ),祭,学校のシステム(学生寮)などがあがりました。「汝自らを知れ」とあるように,自分たちを紹介・わかってもらうために,まずは日本における比較対象を調べる作業が必要となります。この作業は,学生達にとって自国(日本)を知る・よい振り返りとなったようです。出発まで,引率教員,英語科の教員および関係職員を含めて3回ほど発表練習をしましたが,学生達の意識も回を重ねる毎に向上し,プレゼンテーション内容もブラッシュアップされていくのがわかりました。

【日本とメキシコの混成6グループと比較テーマ】
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Group 1
街並み・ナイロン6,6合成
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Group 2
四季・機械工学科の実験
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Group 3
世界遺産・学生寮の生活
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Group 4
食文化(餅と納豆の試食)
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Group 5
祝日・課外活動(クラブ)
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Group 6
祭・環境都市工学科の紹介
2).メキシコを訪問し,実際に目で見ること,体験することにより国際的な視野を養い,多様な価値観を理解する

 メキシコの公用語はスペイン語であり,英語圏ではありませんが,メキシコの学生達はそれなりに英語を喋ります。学生達がお互いに意思の疎通を図る手段としては,英語が必要・便利なことを実感しました。英語は完璧でなくても,相手を知ろうという気持ちがあれば,単語のみや文法的間違いがあっても意思の疎通はできることを体験しました。
 Face to Faceで向き合うことで,お互いの国際的感覚,意識,価値観を共有できたようです。

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餅を試食するグアナファトの学生
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昼食会後、折り紙を教える日本学生
3).現地学生と調査したことについての討論を行い,英語によるコミュニケーション・プレゼンテーション能力を養う

 当初,フィールドワークの時間が短すぎるのでないかと危惧しましたが,日本の比較対象は既に準備が済んでおり,さらには,メキシコ側の比較対象も事前のメール等で資料の準備を依頼していたので,作業はスムーズに運びました。そして,実際にグループ毎に市内に繰り出し,フィールドワークを通して,実地見聞・写真などを撮り,パワーポイント資料を集めました。
 プレゼンテーション当日の午前がまとめの時間となりましたが,その頃には,日本人学生も恥ずかしがることも無く,意思伝達のツールとして英語を使いこなしていました。
 グアナファト高専(高校)に移動しての発表会は,今回のプログラムに参加していないメキシコの学生達や保護者の参加もあり,総勢100名近い参加者の中での発表会となりました。
 プレゼンテーションの中身・英語力はまだまだブラッシュアップの余地はあるものの,初めての取り組みであり,発表会終了後も学生達のコミュニケーションを取り合う様子が見られ,この機会が両国の学生に与えたインパクトは大きかったと感じました。そして,日本の学生は,英語はコミュニケーションツールであり,今後ますます重要となることを認識したようです。

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協力してプレゼンテーション資料の作成1
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協力してプレゼンテーション資料の作成2
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発表会風景1
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発表会風景2
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発表会風景3
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発表会終了後の集合写真
まとめ

 長岡高専の学生海外派遣プログラムに新しく仲間入りしたメキシコですが,今回は日本とメキシコの混成学生グループによる文化・習慣・歴史・生活などの比較を通じて,両国間の相違を理解することができました。今後も両国間が派遣・受入を継続して,両者がもつ専門分野の科目,システム,および学生間の交流・深化が進むことを期待します。そして,今回のプログラム参加学生間の交流がこの先どのように展開していくかも非常に興味深い対象です。我々は,本校の教育理念である「すぐれたコミュニケーション能力と国際的視野をもち,多様な価値観を理解できる技術者の育成」を目標に連携を継続していきたいと考えています。
(秋,荒)

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ドロレス・イダルゴにて
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カラフルなグアナファトの風景
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メキシコでサッカー交流
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グアナファトの夜景
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フィールドトリップの最後に
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イダルゴマーケットの様子